誰でもできる、画像のSEO対策
まずは画像の基本おさらい
WEBページに画像を埋め込む(表示させる)には、HTMLで以下のように入力すれば、問題なく表示できます。
<img src="http://myufa.co.jp/image/aaa.jpg" />
ほとんどのブログやホームページでは、このままで掲載してます。
つまり、制作したWEBページを公開して、画像が表示されればそれでOK、それで終わりとしています。
画像をSEO対策する
しかし、SEO対策をする上で、HTML言語を基礎からやってないと難しいW3C基準のコーディングや、外部被リンクを獲得するための努力、FacebookなどSNSからのリンクをせっせと集めている時間を考えると、誰でも簡単に、そしてはるかに効果のあるSEO対策方法があります。
それは、WEBページに掲載している画像全てに、オルトタグ(alt)を入れることです。
<img alt="AAAの画像" src="http://myufa.co.jp/image/aaa.jpg" />
さて、その根拠といいますと、何てことありません。
天下の検索エンジンgoogle先生がそうおっしゃっているからです。
Google ウェブマスター向け公式ブログに掲載されている、検索エンジン最適化(SEO)クイック チェックシートをご覧ください。
また、私見ですが「google 画像検索」というツールがあることも大きい影響を与えていると思います。「google 画像検索」というのは、検索キーワードに対応した画像だけを検索できるツールで、この検索ツールでも「検索キーワードによる上位表示」の順番というのが存在するためです。
検索エンジン最適化(SEO)クイック チェックシート
この「検索エンジン最適化(SEO)クイック チェックシート」によると、SEOのためには、1~3の注意事項があると書かれてあります。そして、その中の2.に画像に関する注意事項があります。
2. 画像が Google に認識されるようにする
- A.画像ファイルには短くてわかりやすい名前を付けましょう。
- B.「alt」属性で画像の内容を説明しましょう。この情報により Googleが画像の内容を認識しやすくなります。
- C.ページ上の各画像の下に短いキャプションを添えます。重要な情報は画像ではなくテキストで表しましょう。
- 例.< img alt= ”ファン・ゴッホの星月夜のポスター” src=”vangogh-poster.jpg” />
ゴッホの星月夜を高画質プリントで
それでは、以下検証していきます。
A.画像ファイルには短くてわかりやすい名前を付けましょう。
まず、画像ファイルURL名は、「src=”vangogh-poster.jpg”」となっておりますので、「vangogh-poster」です。Gogh(ゴッホ)という人名にも関わらず、頭文字にアルファベットの大文字を使わず、小文字を使っていることがわかります。つまり、画像ファイル名は小文字アルファベットで記載するのがいいようです。
また、「vangogh-poster」は「ゴッホのポスター」という意味ですが、単語と単語の間に「-(ハイフン)」を使っているのがわかります。つまり、画像の名前を表現するには、「-(ハイフン)」を利用するのがいいようです。
B.「alt」属性で画像の内容を説明しましょう。この情報により Googleが画像の内容を認識しやすくなります。
- 例文のaltタグを見てみますと、「alt=”ファン・ゴッホの星月夜のポスター”」となっておりますので、altは「ファン・ゴッホの星月夜のポスター」となります。ちゃんとaltを入れてますね。
- altの中身は日本語で記述されています。SEO対策する上で、日本語検索を主とするならば、日本語のほうがいいと思われます。また、アルファベットでも問題ないと思いますが、英語で検索するユーザーを想定してホームページを展開するならば、アルファベット表記をするのがいいでしょう。
- ちなみに、画像には「titleタグ」を入れることもできますが、上記を見る限り、google対策のSEOでは、不要のようですね。(Bingなど他の検索エンジンではどう評価しているかは不明です。ちなみに、YahooはGoogleの検索エンジンを利用しているので、SEO対策は基本同じです。)
C.ページ上の各画像の下に短いキャプションを添えます。重要な情報は画像ではなくテキストで表しましょう。
- キャプションとはその画像を説明する文章ということです。altと似ていますね。この例文では、「ゴッホの星月夜を高画質プリントで」と表記してます。
- 「画像の下に」、「短い」とありますので、画像についての説明や解説は、画像の下に、簡略して書くようにするといいみたいです。
これとHTMLで表現すると以下のようになります。
-
タグで囲む方法
< img alt=”ファン・ゴッホの星月夜のポスター” src=”vangogh-poster.jpg”/> < br/>
ゴッホの星月夜を高画質プリントで< /p><p>は段落タグ、<br />は改行タグです。
-
<dl><dt><dd>タグで囲む方法
<dl>
<dt><img src=”vangogh-poster.jpg” alt=”ファン・ゴッホの星月夜のポスター” /></dt>
<dd>ゴッホの星月夜を高画質プリントで</dd>
</dl><dl>タグはなじみがない方も多いと思いますが、<dl>の中の<dt>の内容を、<dd>で説明してますよーという表現方法です。
全部の画像にaltタグを入れるのは、しんどい!という方へ
以上、ホームページに掲載する画像には、全てaltタグを入れた方が良いのは、ご覧の通りとなりました。
しかし、いちいち全ての画像に、タグ(alt、title)を入れていくなんて面倒ですよね。
そこで、wordpressを利用してホームページを制作されている方限定ですが、画像にタグ(alt、title)を、簡単に挿入できる便利なWordPressプラグイン「SEO Friendly Images」を紹介します。
既に投稿している(過去の)記事内の画像にもタグが追加できるので、簡単で便利なSEO対策用プラグインです。
WPプラグイン「SEO Friendly Images」
インストールと有効化
WordPressのメニュー
→「プラグイン」
→「新規追加」
→「SEO Friendly Images」を検索
→「いますぐインストール」
→「有効化」します。
プラグイン設定方法
- WordPressにログイン
- →「メニュー」をクリック
- →「設定」をクリック
- →「SEO Friendly Images」をクリック
- →「ALT」に「%title %name」を入力
- →「Override default WordPress image alt tag (recommended)」にチェックを入れる。
- →「Update Options」をクリック
これだけで、投稿しているすべての記事の画像にalt(投稿名 画像ファイル名)が追加されます。
プラグインの主な機能
このプラグインで画像タグに追加できるのは、以下の4つです。
- %title - 記事のタイトル
- %name - 画像ファイル名
- %category - カテゴリ
- %tags - タグ
以上、なるべく時間をかけないでSEO対策ができる小技、「画像一つからできる、鉄板のSEO対策」でした。
いかがですか?少しでも上位表示したいWEBサイトのSEO対策にお役に立てれば幸いです。