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買い手が見つからない!?「訳あり物件」の売却ポイント

再建築不可・事故物件・心理的瑕疵でも、売却をあきらめない!

「訳あり物件」と聞いて、どんな印象を持ちますか?
多くの方が「売れにくい」「価値が下がる」と感じがちですが、
実際には適切な対策や工夫をすれば売却は十分可能です。

この記事では、売りにくいとされる物件を「訳あり物件」と定義し、
再建築不可・心理的瑕疵・事故物件などのケース別に売却のポイントを解説します。


「訳あり物件」とは?どんな種類があるの?

訳あり物件にはさまざまなタイプがあり、それぞれ売却における注意点が異なります。
タイプ内容の例
再建築不可物件建築基準法の接道義務を満たさないため、再建築ができない土地付き物件
心理的瑕疵物件過去に自殺・孤独死・事件などがあった物件
物理的瑕疵物件シロアリ被害、雨漏り、地盤沈下などの構造上の欠陥がある物件
相続トラブル物件所有者が複数いて分割協議が進まない、登記が未了のままになっている物件
周辺環境に問題あり墓地・線路・工場などが近く、住環境として敬遠されやすい物件

売却しにくい原因は?共通点を整理

  1. 買主が利用できない(再建築不可など)

  2. 心理的にマイナスイメージがある(事故物件など)

  3. 法的・登記上の問題がある(未登記・共有名義など)

  4. 市場価格より大幅な値引きが必要になる

しかし、こうした条件でも「売れない」わけではありません。

ケース別・売却のポイントと対応策

① 再建築不可物件

接道義務(2m以上の道路接道)がない土地付き物件。

✔ ポイント
 → 再建築不可でも「リフォーム」や「資材置き場」「駐車場」として活用可能なニーズを探る
 → 不動産業者を対象に買取を検討するのも一手

💡 対応策
 ・隣地と一緒に売るなどの“抱き合わせ売却”
 ・隣地の一部を購入して接道義務を満たす交渉(要測量・登記調整)

② 心理的瑕疵・事故物件

過去の事件・自殺・孤独死などがあった物件。

✔ ポイント
 → 告知義務はあるが、説明の仕方や事実関係の整理で印象は変えられる
 → 賃貸として運用後、将来的に売却する戦略も有効

💡 対応策
 ・事故後にリフォーム済みであることを明記
 ・物件自体の魅力を再アピール(立地・利回りなど)

③ 物理的瑕疵がある物件

雨漏り・シロアリ・傾きなど建物の欠陥。

✔ ポイント
 → 売主による修繕or現状渡し+価格調整で売却可能
 → 投資家やDIY目的の層にアプローチする

💡 対応策
 ・インスペクション(建物検査)を事前に行い、状態を開示
 ・「修繕プラン付き売却」などの提案も可

④ 相続・登記トラブルのある物件

名義未変更・共有名義・遺産分割協議が済んでいないなど。

✔ ポイント
 → 相続登記や名義調整など、法務的な処理を先に済ませることが重要
 → 複数名義の場合は、全員の同意が必要なため時間に余裕を持って動く

💡 対応策
 ・司法書士などの専門家と連携し、手続きを円滑化
 ・「現状のまま買い取ります」とうたう不動産業者に相談するのも選択肢


ワンストップでご相談をお受けします

有限会社ミューファでは、以下のようなご相談に対応可能です

相続不動産の 「残す・建て替える・売る」判断から手続きまでをトータルサポート。

✅ リフォームか建て替えかの判断相談

✅ 測量・調査・相続登記の実施

✅ 解体・活用・売却まで一貫対応

 

まとめ|訳あり物件でも売却は可能!

訳あり物件は「売れない」のではなく、
“売り方に工夫が必要”なだけです。

  • ✅ 状況に合わせた法務・不動産のプロによるサポート

  • ✅ 適切な価格設定と、ターゲット層への提案

  • ✅ 必要に応じてリフォームや測量・境界調整も

不安なまま放置せず、まずは現状を把握し、次の一歩を踏み出しましょう。

まずは専門家にご相談ください。

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