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売却前に「境界」があいまいだったらどうする?-境界確定の必要性と、筆界確認・確定測量のポイントを解説-

不動産を売却する前に「うちの土地、どこまでが自分のものか実はよく分からない…」という状態になっていませんか?

実は、土地の“境界”があいまいなままでは、スムーズな売却は難しいことがあります。

このコラムでは、
✅ 境界確定とは何か?
✅ なぜ売却前に必要なのか?
✅ 筆界確認や確定測量の流れとは?
など、境界確定の基本と注意点を分かりやすく解説します。


不動産の「境界」とは?

土地の境界には、大きく分けて次の2種類があります。

用語説明
筆界(ひっかい)法務局が管理する登記上の境界線
所有権界(しょゆうけんかい)実際に所有者が使っている境目。 現地の塀・フェンスなど
この2つが一致していないケースも多く、売却時には法的に明確な「筆界」を確定させる必要があります。

境界があいまいなままだと起こるトラブル

✅ 売却が進まない(買主が不安を感じる) ✅ 隣地の所有者とのトラブルに発展 ✅ 金融機関のローン審査が通らない ✅ 測量や登記の費用をあとから請求される可能性もこうしたリスクを避けるため、「確定測量」や「筆界確認」が必要になるのです。 

境界を明確にする方法

① 確定測量とは? 土地家屋調査士が現地で測量を行い、隣地の所有者と立会いのうえ、境界を明確にする手続き。
測量図は法務局にも登記され、将来的な売却・相続時にも安心材料になります。② 筆界確認とは? 隣地との筆界を法的に確認し、書面に残す手続き。
必要に応じて、法務局や専門家の関与のもと進められます。

境界確定の流れ

  1. 事前調査(登記簿や資料の確認)

  2. 土地家屋調査士による現地測量

  3. 隣地所有者との立会い・境界確認

  4. 確認書への署名・押印

  5. 測量図の作成・登記(必要に応じて)

📌 境界確定には、数週間〜数ヶ月かかる場合も。売却予定があるなら早めの準備が大切です。


境界確定は「義務」ではないが、ほぼ必須!

境界確定は法律上の義務ではありませんが、以下の場合はほぼ必須です。

・土地の一部を分筆して売却したい ・隣地との間にトラブルや不明点がある ・ローンを使う買主に売却する予定がある ・数十年前の測量で図面が古い

染谷綜合法務グループ × ミューファでは、
測量・登記・売却をすべてまとめてサポートできます。


まとめ|“今ある土地”をトラブルなく売るために

✔ 境界があいまいなままでは売却が進まないことがある
✔ 確定測量や筆界確認で、法的に明確な状態にしておくのが安心
✔ 専門家に任せることで、トラブル防止・スムーズな売却が可能!

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