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野田市で土地売却と相場をナビ|売れる土地・売れない土地の対策を解説

野田市で土地を売却したいと考えている方は、相続や資産整理、転居などさまざまな事情をお持ちかと思います。

土地の売却は「不動産屋に任せる」でもよいのですが、測量・登記、農地や市街化調整区域の規制対応など、専門的な知識が必要になるため慣れている不動産屋への依頼がスムーズです。

この記事では、野田市で土地を売却するときに知っておくべき基本的な流れや相場、注意点をわかりやすく解説します。

野田市で土地売却を考えている方へ

土地売却の全体的な流れ

土地売却は大きく分けて次のような流れで進みます。

無料査定を依頼(机上査定・訪問査定で価格を把握)

役所調査・登記確認(都市計画・建築指導課・道路課・上下水道)

販売活動(広告・ネット掲載)

売買契約・引渡し(場合によっては確定測量・地質調査)

特に野田市の場合、農地や市街化調整区域に該当するかどうかで売却の難易度が大きく変わります。そのため、地域の事情に詳しい不動産会社へ相談することが成功への第一歩です。

野田市の土地売却相場

土地を売却する際に最も気になるのは「どれくらいの価格で売れるのか」という相場です。野田市の土地価格は、駅に近いか住宅地か、あるいは農地や市街化調整区域かによって大きく異なります。ここではエリア別の目安を紹介します。

エリア㎡単価エリア㎡単価
関宿台町12,000円関宿町38,000円
木間ケ瀬7,500円東宝珠花30,000円
100,000円谷津21,000円
中里23,000円日の出町56,000円
尾崎70,000円七光台55,000円
春日町66,000円岩名70,000円
五木新町67,000円光葉町52,000円
目吹21,000円清水公園東80,000円
清水41,000円宮崎61,000円
野田66,000円中根55,000円
堤台35,000円大殿井27,000円
三ツ堀14,300円柳沢50,000円
桜の里57,000円つつみ野72,000円
上花輪50,000円桜台50,000円
桜木90,000円みずき70,000円
山﨑65,000円上三ヶ尾
下三ヶ尾
90,000円

出展:不動産ライブラリより精査

ご自身がお持ちの土地の㎡数にこれらの単価を掛け算すれば、およそ目安が出ますので、参考になると思います。

🏢 駅周辺(野田市駅・愛宕駅・梅郷駅など)の相場
東武アーバンパークラインの主要駅に近いエリアは、通勤・通学の利便性が高いため、土地需要も比較的安定しています。特に徒歩圏内の土地は人気があり、野田市内では相場が高めの水準です。

🏠 住宅地エリア(七光台・清水公園・みずき地区など)の相場
落ち着いた住環境を求める層に人気があるのが住宅地エリアです。清水公園やみずき地区など、新しい街並みや自然環境のあるエリアは特に需要があります。

🌾 農地や市街化調整区域の土地相場
一方で、市街化調整区域や農地は建築や転用に制限があるため、一般の住宅需要がほとんど見込めません。相場も低く、売却には工夫が必要となります。

🚙 16号線沿いの開発誘導エリアや工業団地
上三ヶ尾、下三ヶ尾など。

野田市で土地をスムーズに/高く売却する方法ってある?

土地は立地条件・形状・接道によって査定価格が大きく変わります。特に野田市は農地や市街化調整区域を多く含むため、売却前の準備や工夫が重要です。ここでは、土地をより高く、スムーズに売却するためのポイントを紹介します。

境界確定や測量を行う

買主が特に重視するのは「土地の広さ」や「境界が正確に確定しているかどうか」です。境界があいまいだったり、隣地との関係に問題があると、将来的なトラブルにつながりかねず、その分売却価格も下がってしまう可能性があります。

一方で、売買契約後に確定測量を行い、その結果をもとに引き渡すと約束すれば、買主も安心して購入を決断しやすくなり、結果として高値で売却できる可能性が高まります。

なお、境界確定や測量を行わずに登記簿上の面積で契約するケースもありますが、慣習的には売主側で測量を実施するのが一般的です。売却を検討する際には、その費用や手間も見込んでおくと安心です。

農地や調整区域は「非農地証明・農地転用」で売却可能性UP

農地や市街化調整区域の土地は、制限があるためそのままでは需要が限られます。

特に農地を農地のまま売るには農地法3条許可が必要で、農家しか買えないため売却難易度はやや高めです。

もし農地の上に古くから(線引前から)建物が建っている場合等、役所に申請して「非農地証明」を取得できれば宅地に地目変更して売却できるケースがあります。

また、農地を宅地や駐車場などに活用するには「農地転用許可」が必要ですが、これをクリアすれば買い手が一気に広がり、売却チャンスも高まります。

残置物や古家は解体・撤去して更地化する選択も

古家が残っている土地は、買主によって以下のように評価が分かれます。

①古家をリフォームして住む、あるいは事業用として活用するケース
②新築を建てるために古家を解体したいケース

どちらの場合も、古家の解体費用分は値引き交渉の対象になると想定しておく必要があります。

特に、市街化区域の駅近や住宅街にある土地では②のケースが多く見られます。そのため「古家付き土地」として売り出すよりも、更地にして引き渡す前提にした方が、成約スピードが速くなり、結果的に高値で売却できる可能性があります。

この場合は契約後に、売主の負担で解体工事を行い(木造一戸建てで150万〜200万円程度が目安)、更地にしてから買主へ引き渡すのが一般的です。

土地売却にかかる費用

土地を売却する際には、売却代金がそのまま手元に残るわけではありません。仲介手数料や登記費用などの諸費用、そして税金がかかります。事前に必要な費用を把握しておくことで、売却後の資金計画も立てやすくなります。

仲介手数料

不動産会社に仲介を依頼して売却が成立した場合、仲介手数料がかかります。

800万円以下33万円(税込)
800万円以上売買代金×3% + 6万円 + 消費税

この費用は売買が成立した場合にかかる費用です。調査費用や広告費用とかはかかりません。

測量・登記・相続手続きの費用

💰土地の境界が不明確な場合に行う測量・境界確定費用:規模や条件により30万〜60万円ほどかかることもあります。

⏱相続で取得した土地を売却する場合の相続登記費用:司法書士に依頼する場合は5万〜10万円程度が目安です。

🖊抵当権抹消登記や名義変更:それぞれ数万円の費用がかかります。

土壌汚染調査・除去費用

工場跡地や長年利用されてきた土地の場合、土壌汚染調査が必要となることがあります。費用は数十万円規模になることもあり、万一土地を引き渡した後に汚染が見つかれば、契約不適合責任として売主が除去・浄化を負担しなければならないケースもあります。

汚染の程度によっては百万円以上かかる可能性もありますが、過去の土地の利用方法で工場や病院といった経歴がなければひとまず安心して取引できるのかな、と思います。

建物解体費用

古家が建ったままの土地では、建物の老朽化が激しい場合、解体して更地にしてから売却した方が成約しやすいケースがあります。

解体費用の目安は木造住宅で坪3万〜5万円程度、30坪なら100万前後が相場です。

解体をすることで買主にとって「すぐ建てられる土地」となり、売却スピードや価格アップにつながることもあります。

非農地証明の費用

市街化調整区域や農地に該当する土地を売却する場合、「非農地証明」を取得することで宅地として売却できる可能性があります。

弊社では在籍している行政書士が調査申請できます。(10万円未満。地目変更登記は約5万円。)

農地のままでは売れない土地は、非農地証明を得られるかどうかで土地の価値が大きく変わるため、必要に応じて検討すべき重要な費用です。

野田市で土地売却が難しいケースと対策

土地の売却は立地や条件によってはスムーズに進まない場合があります。特に野田市は農地や市街化調整区域が多く、制限のある土地も少なくありません。ここでは、売却が難しいケースを整理します。

市街化調整区域内の土地

野田市の大部分は市街化調整区域に指定されており、原則として新しい建物を建てることはできません。そのため、住宅用地としての需要が乏しく、売却が難航する傾向があります。

ただし、既存宅地や野田市条例等で建物が残っている場合には建て替え可能なケースもあるため、状況を正確に確認することが重要です。

市街化調整区域の農地

市街化調整区域内の農地は、基本的に宅地や商業地として利用できないため、売却先が農家や農業法人に限られてしまいます。住宅需要が見込めない分、相場も低くなりがちです。

前述の「非農地証明」を取得できるケースなら地目変更して売却の難易度が下がりますが、非農地証明を得られるかどうかで売却価格は大きく変わるため、専門家と連携して調査・申請を進めることが重要です。

接道条件を満たさない「再建築不可」土地

都市計画区域内であっても、建築基準法上の道路に2m以上接していない土地は「再建築不可物件」となり、建て替えができません。

こうした土地は家庭菜園・資材置き場・駐車場として活用の道があり、その手の需要を取り込めますが、買い手は限られます。

農家住宅付きの土地

市街化調整区域にある農家住宅は、「農家しか住めない」といった条件付きで建てられているケースがあります。このような土地は買い手が極端に限られ、近隣農家や農業法人に売却するぐらいしかありません。

建物を解体してしまった土地

市街化調整区域に建つ住宅は、既存宅地であれば建て替え可能な場合があります。

しかし、一度建物を解体してしまうと「新築不可」の扱いとなり、住宅が建てられない土地になってしまうリスクがあります。解体せずに市に相談することが優先です。

土地を売却する主な理由とミューファへのご相談

野田市で土地を売却するケースとして多いのは相続です。両親や親族から受け継いだ土地を使う予定がなく、維持管理や固定資産税の負担から手放す方が少なくありません。

土地売却は「自分の土地はいくらで売れるのか」を知ることが第一歩です。

役所調査や査定を受ければ、売れやすさの目安や、売却価格の相場がわかり、売却にかかる費用や期間も見えてきます。

専門家と連携してスムーズに売却を進める

土地売却には、相続登記や境界確定、税務申告など、専門的な知識が必要な場面が多々あります。

司法書士・行政書士・測量士・税理士と連携できる不動産会社を選ぶことで、安心して手続きを進められます。ぜひミューファにご相談ください。

関連ページ:≫野田市で不動産売却査定はミューファへ

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