相続した不動産、まず何をすればいい?
「親が亡くなって家を相続したけれど、何から手をつければいいかわからない…」 そんなご相談を多くいただきます。 相続した不動産は、そのままにしておくとトラブルの元になることも。 この記事では、相続後にすべき基本の手続きをわかりやすく解説します。
🔷STEP1|まずは不動産の名義を確認しよう
相続された不動産が誰の名義になっているか確認することが第一歩です。 通常、不動産登記簿謄本(登記事項証明書)を法務局で取得すれば確認できます。
🔷Step2|相続登記(名義変更)を行う
2024年からは、相続登記が義務化され、放置すると**過料(罰金)**が科される可能性もあります。 不動産の相続登記は、以下のような流れで行います:
- 戸籍謄本などの必要書類を集める
- 相続関係説明図を作成する
- 相続人全員の協議(遺産分割協議)を行う
- 登記申請書を作成し、法務局へ提出
※司法書士に依頼することも可能です。
🔷Step3|固定資産税の納税先を確認
不動産を相続すると、固定資産税も引き継ぐことになります。 名義が変わっていない状態でも、市区町村は「納税義務者」として代表相続人に納税通知書を送るケースがあります。
- 登記を放置すると納税トラブルの原因に
- 土地や空き家のままでも税金は毎年かかる
🔷Step4|今後の活用方法を考える
名義変更後、その不動産をどう活用するかも重要です。
※空き家のまま放置すると「特定空き家」に指定され、固定資産税が6倍になるリスクも。

◆まとめ:早めの対応が安心への第一歩
相続した不動産は、放置せずに早めに登記・活用方針の決定を進めることが重要です。
- 売れるかどうか知りたい
- どんな手続きが必要か不安
- 相続登記がまだ終わっていない
どんな小さなことでも構いません。お気軽に当事務所へご相談ください。
コメント